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Spider-Man: Turn Off the Dark

★2011年2月10日執筆

 「ニューヨークタイムズ」をはじめ、ニューヨークの新聞各紙が初日を待たずに「スパイダーマン」の劇評を掲げた。酷評の嵐である。

 初日翌日に劇評を出すルールを破った異例の措置である。あまりにもプレビューが長引き、その期間中も観客は通常の料金でチケットを購入して観劇しているので、この措置は賛成である。

 私も「スパイダーマン」の出来はあまりにも最悪であると思う。

 怪我が問題になっているが、そもそもスピーディーなアクションということでは映画に舞台が勝つのは難しい。

 2幕最初の悪役コスプレショーも悪趣味だ。

 より大きな問題はドラマがめちゃくちゃなことである。メアリー・ジェーン役はNext to Normal で素晴らしい仕事をしたジェニファー・ダミアノだが、ぞんざいな扱いを受けている。

 聞くところでは、ジュリー・テイモアは強い女性が好きで、それでスパイダーウーマンを登場させたのだという。しかし、私はスパイダーウーマンが何なのか最後まで見てもさっぱり分からなかった。

 ジュリー・テイモアの独りよがりを誰も止められなかったのが敗因だろう。

 ピーター・パーカーとメアリー・ジェーンの恋のシーンを核にしたベタなエンタメ作品に徹してくれたら、舞台版として独自の価値を主張できたかもしれない。

 これだけプレビューが長くなっても根本的にドラマを作り直す余裕はないようなので、ここまでの6500万ドルは埋没コストと割り切り、公演を打ち切って返金すべきだ。

★2011年1月3日執筆 

  ブロードウェイで「スパイダーマン」を見た。

 私は広義で報道関係者にあたるのでプレビューの段階で批評を記すのは控えたい。

 ただ、技術的な問題はまだ解決していない。私はオーケストラで見たのだが、私の座席の上空でグリーン・ゴブリンが動けなくなり、ショーが一時中断した。

  スパイダーマンと敵役が宙吊りで飛ぶため、オーケストラよりフライイング・サークルかバルコニーで見るほうがお薦めである。

 また、これは既に報道されていることだが、2幕の評判が悪く、手直しをするため、プレビューの期間が当初の予定より延長されている。

 初日にはどんな舞台に落ち着くのか、見守りたいと思う。

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