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2010年7月

Value

 日本の新聞は通信社と競争する愚を犯しているから低レベルで読みごたえがないと私は繰り返し主張してきた。だが、新聞社の方から熱心に賛成していただけることは少ない。

 米英のクオリティペーパーを読める英語力のない記者がほとんどなのが、事態が改善されない一因であろう。

 牧野洋氏は最新の記事でこう書かれている。是非リンクをはっておきたい:

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/935

Books and the City

 NY出版業界についてのサイト。とても辛らつでちょっと私はひいてしまうが、しかし面白い:

http://oharakay.com/

Flashdance

 「フラッシュダンス」がロンドンで舞台化される。出来の良い舞台なら、ブロードウェイに上陸してほしい:

http://www.flashdancethemusical.com/

Mistakes

 鈴木伸元著『新聞消滅大国アメリカ』(幻冬舎新書)。

 初歩的なミスが目につく。もう少し緻密な仕事をすべきである。

 たとえば、

 NYT中興の祖:アドルフ・オークス → アドルフ・オックス

 NYT発行人:ザルツバーガー    → サルズバーガー

 NYT編集主幹:キース・ケラー   → ビル・ケラー

 ハースト本社:57番街        → 57丁目

 また、123ページにマードックがスキンヘッドだという記述がある。マイケル・ウルフがマードックをそのように描写していた記憶は私にはないのだが、そうだとしてもこの記述は事実に反するのでまずいと思う。

Michelle Leder

 新聞社を首になるも独自の境地を切り開き成功を収めているミシェル・リーダーについての記事を「日経ビジネス」オンラインの連載で公開した:

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100713/215390/

 毎日毎日SEC提出書類を読むなんて何と地味な仕事だと思う記者の方もあるかもしれないが、優れた仕事は地道な作業の積み重ねの上に築かれるものだと私は考えている。

Jane Krakowski

 ジェイン・クラカウスキー初のソロアルバムが発売された:

http://www.amazon.com/Laziest-Gal-town-Jane-Krakowski/dp/B00354NBG8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1279099417&sr=1-1

 この人は、ウェイトレスをしていたところをプロデューサーの目にとまりデビューしたと聞いたことがある。なんでも彼女の脚が強烈に印象に残り、食事した翌日にあの脚の女性を探せと部下に命じたのだそうだ。

The Economist

 ロンドンの「エコノミスト」にその好調の秘訣を聞くインタビュー:

http://www.newsmag-jp.com/archives/4141

 私はこの雑誌を評価していない。というのは、十分に取材しないでオピニネイティッドな記事を掲載するからである。しかも、以前よりもオピニオンが極端になっている。

 もちろん、そのテイストが独特だから人気を博しているのだが、ジャーナリズムの基本は取材である。インタビューでNYTは人員が多いと語っているが、この人員で取材にあたるからこそ、信頼のおける報道がなされるのである。デジタルの時代になり仕事量は増えているのだから、この人員でも足りないのが実情だ。

 NYTのように信頼のおける取材をする報道機関がなくなったら、「エコノミスト」だってオピニオンを書けなくなるだろう。 

Twitter (Part Ⅱ)

 食わず嫌いはよくないと思ってツイッターを少しやってみたが、魅力を感じず閉鎖した。

 なので、検索すると私の名前でツイッターをやっているのが出てくるが、それは同姓同名の方がやっておられるものである。

Not Yet Published

  近刊書2冊。入門書として手ごろなのではないか:

http://www.routledge.com/books/details/9780415801874/#contents

http://www.mcgraw-hill.co.uk/html/033522184X.html

Mame

 ジェリー・ハーマンの Mame がブロードウェイでリバイバルする話はとん挫しているそうだ。

 サントラCDを愛聴している作品なので、是非舞台を見たいと思っているのだが残念である。

 ジェリー・ハーマンの作品は私はだいたい好きである。

Kazutaka Shimura

 志村一隆氏の近刊『明日のテレビ』(朝日新書):

http://www.amazon.co.jp/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E6%97%A5-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%BF%97%E6%9D%91-%E4%B8%80%E9%9A%86/dp/4022733489

 志村氏は特にテレビの未来について実に綿密に調べては考察を重ねていて、私も存じている。おそらく読み応えのある一冊になっているであろう。

 氏は日本舞踊や水墨画もたしなまれる粋な人で、私はその豊かな才能を羨ましく思っている。

 

Rolling Stone

 隔週誌「ローリング・ストーン」が、昨今の政治状況でエッジのきいた記事を送り出し、好調だそうである:

http://www.nytimes.com/2010/06/28/business/media/28stone.html?ref=media

 

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