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2007年7月

Tom Snyder

 Tom Snyder が亡くなった。

 私は、Late Show with David Letterman が終わった後にすぐはじまる Late Late Show での彼のホストぶりを知る程度だが、非常に印象に残っている。

 オープニングのモノローグでは、スナイダーは座って話していたと記憶している。温かみがあり内省的なモノローグだった。すっかり街が寝静まった深夜の時間にぴったりの大人の番組だった。

 その後、Late Late Show のホストは、クレイグ・キルボーンを経て、現在はクレイグ・ファーガソンになっている。

 トム・スナイダーについては、ペイリー・センター・フォ・メディアに通うなどして、今後もう少し理解を深めたいと思う。ご冥福をお祈りしたい。

Jane Krakowski

 Xanadu の開幕については既に下記の項に記した:

http://timessquare.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/xanadu.html

 当初は Jane Krakowski が主役に予定されていたが、結局彼女が出演しないことになったため Kerry Butler が主役に抜擢された。

 Krakowski は日本では「アリー・マイ・ラブ」が一番よく知られているのではないかと思うが、私的には彼女はブロードウェイ女優である。Nine での演技は今でも印象に残っている。

 彼女はブロードウェイの大女優になれるだけの才能のある女優さんだと私は思うが、どうもあまり野心家ではなさそうに見受けられる。テレビに出るのも良いが、Krakowski にはもっと舞台に立って欲しいものだ。

Live with Regis & Kelly

  Regis Philbin については既に下記に記した。

http://timessquare.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/regis_philbin.html

 そして、Live with Regis & Kelly のオープニングトークが、下記の番組ホームページで見ることができるようになった。

http://bventertainment.go.com/tv/buenavista/regisandkelly/index.html

 この軽やかさ、このセンスの良さは、日本のテレビも見習うべきである。   

Esquire

 アメリカ版『エスクァイア』の全表紙を収録した書物が刊行された。

 http://www.esquire.co.jp/books/art/0005.html

 こうしてまとめて見ると、アメリカ社会のトレンドの変化がよく分かる。貴重な資料であり、何より楽しい本である。

Katie Couric

 New York の2007年7月16日号のカバーストーリーは、ケイティ・カーリックについて扱っている。

http://nymag.com/news/features/34452

 この記事は、カーリックが CBS Evening News のアンカーとしての成功を諦め、60 Minutes に専念することを考えているという書き方になっている。カーリック及びその他関係者へのインタビューに基づいているので、この記事は推測だけで書いているものではない。

  この記事は、ネットワークニュースの現状についての理解を深める上で、考えさせられる指摘がたくさんある。一読をお勧めしたい、

Bernadette Peters (Part Ⅱ)

 ブロードウェイの女王 バーナデット・ピーターズの魅力については既に下記の項に記した。

http://timessquare.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/bernadette_pete.html

 来月8月には、彼女が出演した The Muppet Show のDVDが発売になる。バーナデット・ファンでもこの番組への出演を知らずにいる方は少なくないと思う。彼女がマペットたちと歌う Just One Person が特に素晴らしいので、ファンは必見である。

 番組紹介ページはこちら。 

http://www.muppetcentral.com/guides/episodes/tms/season2/36_peters.shtml

New York

 編集長の才覚により、雑誌はいかようにも変貌する。

 2つ前の項では「ニューヨーカー」のデイビッド・レムニック編集長の手腕をたたえた。

 「ニューヨーク」もアダム・モス編集長の就任以降、 紙面にパワーがみなぎってきている。

 モスは「ニューヨークタイムズマガジン」の名編集長として名をはせた。そして、「ニューヨーク」を買い取ったブルース・ワッサースタインに引き抜かれ、以後は「ニューヨーク」の編集長として活躍している。

 「ニューヨーカー」と「ニューヨーク」はライバル関係にあると説明する人が時々あるが、両者はキャラクターの全く異なる雑誌である。「ニューヨーカー」はワシントンや国際ニュースまで幅広く題材を求めるが、「ニューヨーク」はニューヨークの話題に限定しタウン誌としての性格が強い。

 「ニューヨーク」のホームページはこちら:

http://nymag.com/

Metro

  Metro International の次期 CEO が、Per Mikael Jensen に決定した。

 ジェンセン氏がフリーペーパー「メトロ」ニューヨーク版の発行人を務めていたとき、私はNYの編集局を訪れ氏にインタビューして2本記事を書いたことがある。そのうちの1本は「日経広告手帖」2006年2月号に掲載されたもので、下記からEBookで読むことができる。また、同2006年3月号でもフリーペーパーについて一部言及しているので、あわせて下記でお読みいただける。

http://www.nikkei-ad.com/techo/top_2006.html

 私個人は、フリーで情報を得ようとする昨今の風潮はあまり良いことだと思っていない。情報を収集し分析する作業の大変さを理解すれば、しかるべき情報にはしかるべき代金を支払うべきだという考えになるはずだと思っている。

 とはいえ、潮の流れとしては、プレミアムなコンテンツでなければ特にネット上では課金は難しく、広告収入に依存した経営にならざるをえないことも重々承知している。

 この点で、「メトロ」は情報環境の変化をよく理解しており、日本の新聞界も有料新聞との共食いを恐れず、本格的なフリーペーパーを発行する時期に来ているのかもしれない。 

The New Yorker

 デイビッド・レムニック編集長のもと、「ニューヨーカー」は第二の全盛期にある。

 長期にわたったウィリアム・ショーン編集長の時代の後、ロバート・ゴットリーブ編集長を経て、ティナ・ブラウンが編集長になった。しかし、彼女は「バニティ・フェア」の華麗な編集長としては成功したと言っていいと思うが、このシックな雑誌の編集長としては功罪相半ばするものがあった。

  そして、レムニックが編集長に就任し10年が経過した。ティナ・ブラウン編集長の時代、私は「ニューヨーカー」が生き残れるのかどうか心配になったこともあったが、レムニックはショーンに優るとも劣らない名編集長になった。

 細切れの情報がせわしなく飛びかう中にあって、磨き上げられた長文の記事を掲載する「ニューヨーカー」が100万部の部数を誇るとは慶賀にたえない。

 同誌のホームページはこちら:

http://www.newyorker.com/

City Journal

 保守派の都市政策シンクタンク The Manhattan Institute が発行する季刊誌 City Journal

 極端な主張を展開することもあるので議論についていけないこともあるが、読み応えはたっぷりで面白い。 

 同誌のホームページはこちら:

http://www.city-journal.org/index.html

Ess-a-Bagel

 ご存知、エッサ・ベーグル。このもちもち感はなんともたまらない。

 私はセサミのベーグルにサーモンとクリームをはさんで食べるのが好きで、たまには別のものをと思いつつ、こればかり注文している。

http://www.ess-a-bagel.com/

Drew Carey

 長寿ゲーム番組 The Price is Right については既に下記の項に記した。

http://timessquare.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/bob_barker.html

 この番組の新ホストがドゥルー・ケアリーに決定した。

 誠に喜ばしい。ボブ・バーカーがロージー・オドンネルのホスト就任に前向きのコメントを述べたときは、それだけはやめてほしいと思ったが、そうならなかったわけである。

 ロージーが良識あるホストを務められるとは到底思えないところであり、よきホストの就任を喜びたい。

Ken Auletta

 PBSのチャーリー・ローズはいったい一日に何時間寝ているのだろうとこのブログに書き記したことがあるが、ほかにもそう思えるジャーナリストはたくさんある。

 「ニューヨーカー」で Annals of Communications と題してメディア産業を追い続けているケン・オーレッタの仕事の密度も濃い。そのイン・デプスなレポートは、愛読する「ニューヨーカー」の中でも私が必ず熟読する記事の一つである。

 彼のホームページはこちら:

http://www.kenauletta.com/

The Singing Bee

 日本語によるアメリカのテレビ番組の情報源として、先に生盛健氏のサイトを4月30日にご紹介したが、下記のサイトも有用である。

  ここではNBCの新番組 The Singing Bee についてのエントリーにリンクをはっておく。

http://blog.goo.ne.jp/joesoca/e/6b9db0713b0b06308fea17abf9a0f565

 この番組のホームページはこちら:

http://www.nbc.com/The_Singing_Bee/

 The Honey Bees というのをもってくるのがいかにもアメリカらしい演出であると感じる。

Bratz

 「ブラッツ」の実写版の公開が8月3日に迫った。

 http://www.bratz.com/

 正確な売上げの数字は把握していないが、ブラッツの人形はバービー人形の売上げに迫る域に達しているそうだ。

 寝ぼけ眼でテレビを見ていてブラッツのアニメ版に出会ったとき、いっぺんで目が覚めたのを私は覚えている。クールでエッジがあって、ブラッツはさえていると思う。

Paul Krugman

 もう一冊、近刊本のご紹介。

 ポール・クルーグマンがここ80年のアメリカ史についての本を出すそうだ。軽快な筆致で書いていることだろうから、楽しく読めてためになる本に仕上がっているのではないかと思われる。

http://www.amazon.com/Conscience-Liberal-Paul-Krugman/dp/0393060691

Cass Sunstein

 キャス・サンスティーンの『インターネットは民主主義の敵か』の第2版が9月に刊行される。プリンストン大学出版局の紹介ページはこちら:

http://press.princeton.edu/titles/8468.html

Ten Years at PLAZA HOTEL

 奥谷啓介著『世界最高のホテル プラザでの10年間』(小学館)

 大変率直な本である。

 プラザホテルに10年以上の長きにわたりマネージャーとして勤務した著者が、アメリカのホテルのルールを理解しようとしない日本人を批判する一方で、アメリカ式ホテル運営法の功罪についても分析した書物である。帯にあるとおり、本書はホテルを通して考える日米比較文化論を展開している。

 ホテル業界を離れようと著者が決意しなかったら、この本はまだ書かれていなかったであろう。

 書を読んで一点だけ私の体験と合致しない点を指摘しておくと、アメリカのホテルでもチェックインタイムにならないと絶対にチェックインさせてくれないホテルは少なくない。

 著者がプラザ後の人生をどう展開しようとしているのかについては具体的な記述は本書にはない。ただ、カバーを見ると現在もニューヨーク在住とのことである。

 http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%81%A7%E3%81%AE10%E5%B9%B4%E9%96%93-%E5%A5%A5%E8%B0%B7-%E5%95%93%E4%BB%8B/dp/4093877238/ref=sr_1_1/249-3142245-6379561?ie=UTF8&s=books&qid=1185021233&sr=1-1

The Circle Line

 自由の女神とエリス島への路線、それにマンハッタン島を一周する路線を運航するフェリー会社が、サークルライン社からホーンブローアーという会社に変更になるという。

http://www.ny1.com/ny1/content/index.jsp?stid=1&aid=71233

 サークルライン社のフェリーには私は随分乗った。中でもエリス島の博物館は、アメリカという移民国家の成り立ちを考える上で訪れる度に発見がある。

The Suit: A Machiavellian Approach to Men's Style

 この本は翻訳書が刊行されてしかるべきである。

 紳士の装いについて多くを学べる本であり、今は亡き落合正勝氏のファンの方も (と書いている私もファンだが) この本なら良書と評価されるのではないかと思う。

http://www.amazon.com/Suit-Machiavellian-Approach-Mens-Style/dp/0060891866/ref=sr_1_1/103-3322363-4580621?ie=UTF8&s=books&qid=1183300941&sr=1-1

Shall We Dance?

 『『Shall we ダンス?』アメリカを行く』は、『Shall we ダンス?』の全米プロモーションのために渡米した周防監督が、アメリカのジャーナリストの取材を受けた印象や感想を事細かにつづっている。

 アメリカのジャーナリズムを理解するためにも、日米ジャーナリズム比較論を展開するためにも、本書は必読の書である。

http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8EShall-we-%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%80%8F%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%8F-%E5%91%A8%E9%98%B2/dp/416765606X/ref=sr_1_1/249-3142245-6379561?ie=UTF8&s=books&qid=1183230297&sr=1-1

Interviews (Part Ⅱ)

 ニューヨークでメディア業界の要人に取材するとき、私はまず自己紹介でブロードウェイが好きなんですと話すことが多い。

 先方は、ブロードウェイ好きといっても「オペラ座の怪人」とか「レント」を見たことがある程度だろうと思いつつ、どんな作品が好みか一応聞いてくる。

 そこで、バーナデット・ピーターズが好きで、今回NYに来てからかくかくしかじかの作品を見たと話す。特に、まだプレビューの段階で、政治を風刺している話題の作品を持ち出すと、相手は関心を示してくれる。そして、その作品について短く気のきいたコメントを述べると、先方の私に対する扱いが変わってくる。

 日本だと中々こういう具合に話が運ばないのは残念である

Lectures

 時々、新聞社の方から、アメリカのジャーナリズムに関する私のまとまったレクチャーを聞いてみたいのですが、とリクエストをいただくことがある。

 通常、講演でお話させていただけるのは1時間程度なので、もっと体系的な説明を聞きたいということだそうだ。

 そう言っていただけるのは嬉しいのだが、アメリカのジャーナリズムに本格的な関心を持っている方は日本にはごくわずかしかいないので、中々有志向けのレクチャーを実現するところまではいかずにいる。

 今、本屋さんに出かけても、日本で書かれた本ではアメリカのジャーナリズムに関する教科書的な通史すら入手できない。私が研究仲間と執筆すべきなのかもしれないが、いろいろな仕事を抱えていて手をつけられそうにはない。

 ただ、あるグループが何年もかけて進めている本がある。それが刊行されると大幅に状況は変わると思われるが、いろいろ困難がありまだ出版までは時間がかかるようだ。

Xanadu

 ブロードウェイで Xanadu が開幕した。

 「ニューヨークタイムズ」も好意的な評で、チケットの売り上げもヘレン・ヘイズ劇場としては記録をぬりかえりたりと、ヒットの兆しである。

 映画版 Xanadu は歴史に残る駄作として知られる。駄作は数多くあれど、これだけ駄作として語り継がれてきたというのは、それだけこの作品に独自の魅力があるからである。少なくとも Xanadu は透明感のある名曲である。 

 いまいちの映画を新しい演出のもとに舞台化したらヒットしたというと Hairspray がすぐに頭にうかぶが、Xanadu もそういうことになるのかもしれない。

 Xanadu のホームページはこちら:

http://xanaduonbroadway.com/index2.html

★9月3日補足

 Xanadu を観劇しての感想を記した:

 http://timessquare.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/olivia_newtonjo.html

The Lead Story

 リードストーリーの位置は、いつか少し調べてみようと思いつつそのままになっていることの一つである。

 アメリカの新聞では、伝統的にはリードストーリーは第一面の右上に置くことになっている。でも、どうしても写真入りで中央上部を占めている記事の方がリードストーリーに思えてしまう。

 近年は紙面のレイアウトをウェブのレイアウトに合わせる新聞も出てきているので、右上に記事がリードストーリーとはいえない新聞も増えてきていると思う。

 この点、どなたか詳しい方がいらっしゃったら教えて下さると嬉しい。

Richard Florida

 リチャード・フロリダによるクリエイティブ・クラス論の著作の一つ The Flight of the Creative Class の翻訳書が『クリエイティブ・クラスの世紀』として刊行されて少したったが、どの程度日本で受け入れられているのかについて興味がある。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%B4%80-%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%80/dp/447800076X/ref=sr_1_1/249-3142245-6379561?ie=UTF8&s=books&qid=1183183731&sr=1-1

 というのは、私はフロリダのクリエイティブ・クラス論の第一作である The Rise of the Creative Class が刊行された時にすぐに読み、『文化経済学』(第3巻第4号)(2003年刊)に書評を書いたことがあるからである。

 その後、翻訳の計画の話は時々耳にしたが、中々翻訳書が出ないままになっていた。

 フロリダの議論は詰めが甘いので学術書としては難はあるものの、読んで楽しい創造性に関する議論ではあると思う。

 来年、The Rise of the Creative Class も翻訳が出るそうなので、彼の議論がどう変化しているかを知るために両者を読み比べてみるのも面白いだろう。

Evolution

 Dove のEvolution というバイラルCMが、今年のカンヌで賞を取り、大いに注目を浴びた。このCMはこちらで見ることができる:

 http://www.youtube.com/watch?v=hibyAJOSW8U

 このCMについては、私は既に『平成19年版 広告に携わる人の総合講座』(日本経済新聞出版社)所収の拙稿で、どちらかというと批判的に取り上げている。

http://www.amazon.co.jp/%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%AB%E6%90%BA%E3%82%8F%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%B7%8F%E5%90%88%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E5%B9%B3%E6%88%9019%E5%B9%B4%E7%89%88%E2%80%95%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E5%BA%83%E5%91%8A%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80/dp/4532640717/ref=sr_1_2/249-3142245-6379561?ie=UTF8&s=books&qid=1183118755&sr=1-2

Seth

 小説のようにも読めるコミック、グラフィック・ノベルを私は時々読む。特に「ニューヨーカー」の表紙も飾っている Seth という作家に興味がある。It's a Good Life, If You Don't Weaken は私の好きな作品である。

http://www.amazon.com/Its-Good-Life-Dont-Weaken/dp/189659770X/ref=sr_1_1/103-3322363-4580621?ie=UTF8&s=books&qid=1183116950&sr=1-1

 グラフィック・ノベルはここ数年アメリカではちょっとしたブームなのだが、日本ではどの程度関心を持たれているのかは、私は事情を把握していない。

 私自身がグラフィック・ノベルについて研究することは、今 抱えている仕事の状況からするとちょっと実現しにくいのだが、手ごろな分量のまとまった研究書を数冊読んでみたいとは思っている。

Florsheim

 アメリカの紳士靴のブランドというと、現在はアレン・エドモンズ、オールデン、ジョンストン&マーフィー等が著名である。

 かつて、Florsheim の全盛期があったということは、私も知識としては知っているものの、それ以外はこのブランドについてはほとんど何も知るところがない。マディソン街と51丁目にある路面店に入ったことはあるが、私は同社の靴を履いたことはない。

 ところが、2007年6月24日付の「ニューヨークタイムズ」によると、創業家が買戻し、Florsheim は復活の方向にあるという。 Times Select のメンバーしか読めないが、一応記事へのリンクをはっておく。 

http://www.nytimes.com/2007/06/24/business/yourmoney/24shoe.html?_r=1&oref=slogin

The Trilogy

 数年前に書いた自分の論文を、最近読み直した。

 スペースの都合で割愛した学説史の概略を補足したい部分もあり、表現が稚拙な部分もあり、いろいろと書き直す必要を感じた。

 今までに書いた文章は、全て加筆修正のうえ、これから刊行していく三部作(ないし四部作になるかもしれない)に組み込んでいこうと思っている。

 書きあがって少し時間がたつと、またその本を書き直したくなるのだろうが、それは致し方ないことなのだろう。

Keiko Imai

 今井啓子著『ファッションのチカラ』(ちくまプリマー新書)。

 「ハイファッション」編集部、高島屋、資生堂を経て、現在はユニバーサル・ファッション協会名誉会長の著者が、その半生を語り、現代のファッションのあり方の問題点を指摘する一冊。

 特に共感したのが次の一節:

「このまま放っておくと、日本のファッションはますます若者偏重になって、無理に窮屈な服を着て身体を痛めたり、太るのを気にするあまり心理的に物を食べられなくなる拒食症予備軍の人が急激に増えるばかりでしょう。きれいに見せるには、身体をある程度ひきしめる必要はあるけれども、生身の身体には限度というものがあります。若者に偏した日本のファッション状況を、何とかして、あまねくすべての世代に取り戻さなければなりません。」(144ページ)

 同書はアマゾンではこちらから:

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%A9-%E4%BB%8A%E4%BA%95-%E5%95%93%E5%AD%90/dp/4480687610/ref=pd_rhf_p_2/249-2830185-0830757

The Distance

 日本で研究していて困ることの一つに CM と屋外広告がある。

 ネット上でアメリカの CM を見ることができる機会が増えたとはいえ、アメリカでテレビを見ているように日本で CM を見ることはできない状況にある。なんとなくいろいろな CM を見ているうちにだんだんと記憶に刷り込まれていく経験を日本で味わうのは難しい。

 屋外広告になると、これはもうニューヨークにいないとお手上げである。

 Advertising Age Adweek の記事を読んでいて今ひとつピンとこない記事も、ニューヨークにいくとなんだこう言いたかったんだと疑問が氷解することが多い。

 アメリカのテレビを全て日本でそのまま見ることができたら幸せだが、クリアすべき問題が多すぎて中々実現しないだろう。

David Sedaris

  ほとんど翻訳されないのが不思議な David Sedaris。The New Yorker 常連のユーモア作家で、レターマン・ショーで自作を朗読することもある人気者。このシニカルな持ち味はまさにニューヨーカーである。

 名作 SantaLand Diaries が収められた Holidays on Ice は翻訳書が出てしかるべきだと思う。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/0316779237/ref=sib_rdr_dp/249-3142245-6379561

The Encyclopedia of New York City

 このブログにお越しになる方はご存知の方が少なくないと思われるが、念のために記しておくと The Encyclopedia of New York City はニューヨークへの理解を深めたい人には不可欠の事典である。

http://www.amazon.co.jp/Encyclopedia-New-York-City/dp/0300055366/ref=sr_1_5/249-2830185-0830757?ie=UTF8&s=english-books&qid=1182280026&sr=1-5

Dan Yaccarino

 Dan Yaccarino は私が好きなイラストレーター。彼のホームページはこちら。こういうタッチに私は弱い。

http://www.danyaccarino.com/dy/

 彼の最新刊は、Every Friday。毎週金曜日にダイナーに出かけるのを楽しみに、そして大事にしているパパと坊やのお話。 

http://www.amazon.com/Every-Friday-Dan-Yaccarino/dp/0805077243/ref=sr_1_1/103-3322363-4580621?ie=UTF8&s=books&qid=1182700055&sr=1-1

Longacre Square

 意外にもご存知でない方がいらっしゃるので記しておくと、Times Square の Times は The New York Times からとられたものである。同社の本社がこの地に移転し、アドルフ・オックス発行人がニューヨーク市に働きかけ、1904年にこの名称に変更されたものである。

 それまでは Longacre Square と呼ばれていた。

The Wall Street Journal

 ルパート・マードックによるダウ・ジョーンズ社の買収提案について、このブログが何も言及していないのはなぜなのかというメールをいただいた。

 私は、基本的には論文や新聞雑誌原稿は取材に基づき執筆し、ブログは新たに取材することはせずに肩のこらないおしゃべりをする場と考えている。この買収提案については、取材をふまえて執筆したいと考える。

 The Wall Street Journal について、私はゴードン・クロビッツ発行人にインタビューし、『日経広告手帖』2006年11月号に記事を執筆している。

 また、新聞社をめぐる M&A については、同じく『日経広告手帖』の2006年4月号と8月号に記事を執筆している。

 これらの記事は、下記の日経広告局のページにて EBook で読むことができる。

http://www.nikkei-ad.com/techo/top_2006.html

106.7

  ニューヨークのデリで一番よく流れている FM 局は、おそらく  106.7。日本では、下記の同局のホームページでこのFMを聞くことができるのは、米軍関係者だけである。

http://www.1067litefm.com/main.html

 この局では、随分と長いこと Cher の Believe をしょっちゅう流していた。最近はあまり流さなくなったが、NYのデリでこの曲が流れてくると、ああ自分はNYにいるんだ、といつも思う。

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