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PBS

 既に The NewsHour with Jim LehterCharlie RoseNews War について記したが、私はPBSの番組をよく見る。

 数百チャンネルあるアメリカのテレビ界にあって、知性に訴えるPBSは異彩を放っている。私の研究仲間ですら、PBSは頭が痛くなるから見ないという人がいるほどだ。商業放送ではできない番組のみを放送するPBSは、公共放送の使命を十二分に果たしている。

 PBSは一般の視聴者からの寄付を募るために、Pledge Week という期間をよく設ける。番組の途中で、今ご覧になっているような番組を今後も放送してほしいとお考えなら寄付をお願いしますと訴える。PBSを支持する知識人やエンターテイナーが入れ替わり立ち替わり登場してPBSの素晴らしさを語り、こちらにお電話をと促す。寄付金の額に応じて、バッグや番組DVDなどがもらえる仕組みになっている。

この3月には、「ニューズアワー」を引退したロバート・マクニールがPBSへの支持を訴えていた。彼は、チャンネルが増えれば増えるほどPBSのユニークさは際立ってきていると述べていた。私もそう思う。

メディア監視団体FAIRは「ニューズアワー」を保守的だとして非難するが、私は「ニューズアワー」は政治的にはまず中立とみなしてよいと思う。だが、Frontlineなどはかなりリベラルな政治的立場に立った番組と言ってよいだろう。このため、共和党の中にはPBSを敵視する人が少なくない。

財政的にもPBSは非常に厳しい状態にあるが、PBSはアメリカの良心の一つであり、今後も良質な番組を作り続けてほしいと思う。

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