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AURA

★2011年9月10日追記

 リニューアルして「AURA」はつまらなくなった。広報誌らしくないのが「AURA」の面白さだったのに、それが薄れた。記事も読み応えがなくなってしまった。

 マンネリを防ぐために定期的なリニューアルは有効だが、今回は失敗である。極めて残念だ。

★本文

 フジテレビの広報誌「AURA」。

 くまなくチェックしているわけではないが、私の知る限りでは、日本のメディア企業の出している広報誌で一番面白いのは「AURA」だと思う。本音で勝負の面白さがこの雑誌にはある。

 例えば、181号の特集は「番組制作会社とテレビ局・再考」で、あるある問題を受け、様々な角度からつっこんだ議論を展開している。

 また、横澤彪氏の連載は、テレビの害悪について容赦なく議論を展開する。現在の横澤氏は自由にものが言える立場だとはいえ、広報誌でここまではっきり自社の商売の問題点を指摘する記事は珍しい。

 大山勝美氏の力作『私説放送史「巨大メディア」の礎を築いた人と熱情』(講談社)も、この雑誌の連載が単行本化されたものである。

 そして、村中智津子氏の「メディアウォッチャー  IN ニューヨーク」は長期にわたって続いている連載だが、アメリカのテレビビジネスについて日本語で書かれた記事では、最も質の高い分析の一つである。

 この自由闊達さはフジテレビの強みだと思う。これだけのさばけた雑誌を長年にわたって続けられるのは、こうした雑誌を面白がれる組織文化がフジテレビにあればこそである。

 ただ、一般の書店では売っていないし、ネット上で本文を公開してもいないのが残念である。もっと広く読まれる価値のある雑誌である。

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