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David Letterman

 さて、これまで何度か話題にしてきたレターマンであるが、彼はアメリカで最も尊敬を集めているコメディアンの一人である。

 彼の番組Late Show with David Lettermanの裏番組のジミー・キメルも、もう一つの裏番組の「トゥナイト」のホストへの就任が予定されているコナン・オブライエンも、レターマンを尊敬していると語っている。キメルなど、マイケル・アイズナーがホストのCNBCのトークショーに呼ばれたとき、レターマンが辞めたら、人々は彼を懐かしみ、彼の番組の様々な名場面を思い起こすことになるだろうという趣旨の発言までしている。

 その彼の笑いだが、ジェイ・レノと比べてごく一部の人に愛される笑いである。だから、NBCがレノを「トゥナイト」のホストに指名したのは、視聴率競争という点では正しい。だが、レノの笑いは凡庸で、批評家の評価は低い。

 レターマンの笑いは毒があり、weirdな笑いである。かなり不機嫌なところがあり、不機嫌な自分にまた不機嫌になるようなところがある。自虐的というか、スタッフに自分を最低だと罵倒させることも多い。

番組の名物企画はたくさんあるが、最も長く続いているのは、時の話題を10個のジョークに仕立てるトップテン・リスト。今年321日のカテゴリーは、11000ドルのピザを注文する前に自問することトップ10。第6位は、このピザを注文しなかったらテロリストは勝ったことになるのだろうか?第5位は、デニス・クシーニッチ候補への献金とこのピザと、どっちがお金の無駄だろう?第3位は、アル・ゴアだったらどうするだろう?

また、アナウンサーのアラン・コールターは、一時期まではレターマンに親しげに話しかけ、レターマンに冷たくあしらわれると怒ってスタジオをでていくというお約束があった。このお約束をバンド・リーダーのポール・シェイファーがやったこともあった。

 それから、年末最後の放送では、ダーリン・ラブが歌うのが恒例。

 

ゲストを招いてのトークの腕は抜群で、その切り返しは極めて巧み。

自分の政治的な立場を悟られないようにジョークを飛ばすのが常だが、対イラク戦には明確に反対の立場をとった。その一方で、米兵の慰問には熱心である。派遣される米兵への尊敬の念を彼はおしまず表明する。

また、ビル・オライリーがゲストのとき、あんたの言ってることの60パーセントはでたらめだと言ってのけるなど、時々よくぞ言ったという発言をすることがある。

 番組の収録はブロードウェイの53丁目と54丁目の間にあるエド・サリバン・シアターで行われている。私も一度収録を見に行ったことがある。ゲストは、ハワード・スターンとキャリー・アンダーウッドだった。

 番組ホームページはこちら:

http://www.cbs.com/latenight/lateshow

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